楽天SEO対策とは?アルゴリズムの仕組みから具体的なやり方まで完全ガイド


西川 正太可(Nishikawa Masataka)
トゥルーコンサルティング株式会社
取締役・中小機構販路開拓支援アドバイザー
特定カテゴリでNo.1企業 20社以上創出月商1,000万から月商3億円までEC経営戦略・マーケティング支援を実施
楽天市場に出店しているものの、なかなか商品が見てもらえず売上が伸び悩んでいるとお悩みですか?
楽天市場で売上を拡大するためには、検索結果で自社商品を上位に表示させる施策が欠かせません。
本記事では、楽天SEO対策の基本概念から、検索順位が決まるアルゴリズムの仕組み、初心者でもすぐに取り組める具体的な対策までを網羅的に解説します。
これから本格的に楽天での店舗運営を強化したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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楽天のSEO対策とは?
楽天市場におけるSEO対策とは、ユーザーがキーワード検索を行った際に、自社の商品を検索結果の自然検索枠で上位に表示させるための最適化施策のことです。
一般的に、楽天内のアクセスの約7割が商品検索経由と言われています。そのため、検索結果での露出を増やすことは、売上拡大において非常に重要な意味を持ちます。
ユーザーが何を求めて検索しているのかを理解し、適切に情報を提示することが求められます。一方で、検索結果の上部などに表示される広告枠は、即効性があるもののクリックごとなどに継続的なコストがかかる点が異なります。
自然検索枠での上位表示には時間がかかるため、店舗を立ち上げた初期段階では、広告を併用して意図的にアクセスを集める手法が有効です。
まずは広告経由で売上実績を作り、徐々に自然検索での上位表示を目指していくテクニックが王道とされています。コストと効果のバランスを考えながら、戦略的に進めていくことが重要です。

楽天のSEO対策でまず取り組むべき対策8選
楽天SEOにおいて、検索対象となる主要な項目は以下の通りです。
| 項目名 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 検索結果に最も影響を与えやすい商品の名称やキーワード |
| PC用キャッチコピー | PC版で商品名の上などに表示されるアピール文 |
| モバイル用キャッチコピー | スマートフォン版で商品名付近に表示されるアピール文 |
| PC用商品説明文 | PC版の商品ページで詳細な説明を記載する領域 |
| スマートフォン用商品説明文 | スマートフォン版の商品ページで詳細な説明を記載する領域 |
| PC用販売説明文 | 買い物かご付近に表示される説明文(PC版のみ) |
| 全商品ディレクトリID | 楽天市場が独自に定めている商品のジャンル分けID |
| タグID(商品属性) | ブランドやカラー、サイズといった商品の詳細な属性情報 |
| ショップ名 | 出店している店舗の名称 |
これらを正しく設定することが上位表示への第一歩となります。
各項目の役割を正しく理解し、漏れなく入力することが大切です。
ここからは、初心者がまず取り組むべき以下の8つの対策について具体的に解説します。
- 「商品名」の重要なキーワードはなるべく前半に記載する
- PC用・モバイル用の「キャッチコピー」を活用する
- 「全商品ディレクトリID」を正確に設定する
- 「タグID(商品属性)」を漏れなく登録し絞り込みに対応する
- サジェストキーワードや季節のキーワードを先回りして盛り込む
- 商品画像(1枚目)のガイドラインを遵守する
- スマートフォン用商品説明文を最適化する
- 商品ページに動画を追加してレビューを集める
各項目をしっかりと確認し、自店舗の運用に役立ててみてください。
1. 「商品名」の重要なキーワードはなるべく前半に記載する
商品の検索順位に大きな影響を与える商品名については、重要なキーワードはなるべく前半に記載する傾向があります。
ユーザーは検索結果を上から下へ、左から右へと流し読みするため、左側に重要な情報があるほどクリックされやすくなるためです。また、商品名は全角127文字以内という文字数制限があるため、優先順位をつけてキーワードを配置することが求められます。PC版とスマホ版で表示される文字数が異なる点にも注意が必要です。
さらに、検索順位を上げるだけでなく、検索結果一覧からのクリック率を高める工夫も重要になります。
たとえば、「送料無料」や「ポイント10倍」といったユーザーにとって魅力的なワードは、【送料無料】のように目立つ記号を使って冒頭に記載することが推奨されます。これにより、競合商品が並ぶ中でも視線を惹きつけ、アクセス数の増加に繋げることができます。
情報の詰め込みすぎに注意し、読みやすさを維持することもポイントです。
2. PC用・モバイル用の「キャッチコピー」を活用する
商品名には文字数の制限があるため、盛り込みたいすべてのキーワードを入れきれない場合があります。
その際に活用したいのが、PC用およびモバイル用のキャッチコピー欄です。
商品名に入りきらなかったキーワードや、言い換えキーワードをこの欄に入れることで、より幅広い検索クエリにヒットしやすくなると言われています。
ユーザーの多様な検索語彙に対応する準備を整えましょう。たとえば、「スニーカー」という商品を販売する場合、ユーザーによっては「靴」や「シューズ」と検索するかもしれません。
このような関連性の高い類義語をキャッチコピー欄に自然な形で散りばめておきます。
PC用とモバイル用の両方に適切にキーワードを設定することで、様々な端末からの流入機会を取りこぼさずに獲得できる可能性が高まります。デバイスごとの見え方を考慮し、最適なワード選定を行いましょう。
3. 「全商品ディレクトリID」を正確に設定する
全商品ディレクトリIDは、楽天市場が独自に定めている商品のジャンル分けのことです。このIDを正しく設定することで、ユーザーがジャンル絞り込みを行った際に見つけやすくなるメリットがあります。IDが正しくないと、どれだけ良い商品でもターゲットに届かない可能性があります。
楽天市場で買い物をするユーザーは、キーワード検索だけでなく、画面左側などに表示されるジャンル一覧からカテゴリを絞り込んで商品を探すことが多々あります。
もしこのディレクトリIDが未設定であったり、誤ったカテゴリに紐づけられていたりすると、絞り込み検索の結果から自社の商品が除外されてしまいます。
販売する商品に最も適した最下層のディレクトリIDを正確に選択し、確実にユーザーの目に入る状態を整えることが基本の対策となります。
4. 「タグID(商品属性)」を漏れなく登録し絞り込みに対応する
楽天市場のSKUプロジェクト移行後は、商品属性としてブランド名やカラー、サイズなどの詳細な情報を個別に登録できる仕様が強化されました。
これらをタグIDとして漏れなく登録しておくことが、絞り込み検索からの除外を防ぐために強く推奨されます。
ユーザーは「黒色のLサイズ」や「特定のブランド」など、より具体的な条件を指定して商品を絞り込む傾向にあります。商品属性の登録を怠ると、せっかくユーザーが求めている商品を扱っていても、条件検索をされた瞬間に結果から消えてしまいます。
少し手間はかかりますが、登録できる属性情報は可能な限り埋めることで、購買意欲の高いユーザーのアクセスを確実に取り込むことができます。正確な属性情報は、ユーザーの購入決定を後押しする信頼材料にもなります。
5. サジェストキーワードや季節のキーワードを先回りして盛り込む
楽天市場の検索窓にキーワードを入力し、続けてスペースを打ち込むと、一緒に検索されやすい候補となる単語が表示されます。
これがサジェストキーワードであり、ユーザーの実際の検索ニーズを反映しているため非常に重要です。これらのキーワードを商品名や説明文に組み込むことで、検索にヒットする確率が高まります。定期的に最新のサジェストをチェックし、キーワードを更新しましょう。
さらに、母の日やクリスマス、お中元などの季節に連動したキーワードの活用も効果的です。一般的に、季節キーワードは需要期直前になってから追加するのではなく、2〜3ヶ月前から盛り込んでおく運用が有効とされています。
早めに対策を始めて検索エンジンに認識させることで、ピーク時のアクセス増加を狙うことができます。先回りした準備が、競合との差別化に繋がります。
6. 商品画像(1枚目)のガイドラインを遵守する
楽天市場では、検索結果に表示される1枚目の商品画像に対して厳格なガイドラインが設けられています。
具体的には、テキストの占有率を画像全体の20%以下に抑えることや、画像の周囲に枠線をつけないことなどが定められています。これらの楽天の画像ガイドラインを遵守しないと、検索結果に表示されなくなる恐れがあるため注意が必要です。
ルール違反は店舗の信頼性にも関わります。規約順守の観点から、不要な文字や装飾を省いた適切な背景画像(写真背景または単色白背景)を設定することが重要になります。
ガイドラインに違反すると、ペナルティとして検索順位が大幅に下がるリスクが生じます。商品の魅力を伝えることも大切ですが、まずはルールに従った正しい画像を用意して審査をクリアしましょう。クリーンな画像はユーザーに安心感を与える効果もあります。
7. スマートフォン用商品説明文を最適化する
現在のEC市場ではスマートフォンからの閲覧者が圧倒的に多いため、スマートフォン用商品説明文の最適化は欠かせない施策となります。小さな画面でもストレスなく読めるように、適度に改行や余白を活用して、スマートフォン用説明文を読みやすく整理することが大切です。
画像とテキストのバランスを考え、スクロールしやすい構成を心がけましょう。その上で、商品に関連する重要なキーワードを、不自然にならない範囲で文章内に記載しましょう。文字数制限の範囲内でキーワードを詰め込みすぎると読みづらくなり、ユーザーの離脱を招く原因となります。
あくまで顧客にとって魅力的な商品説明であることを第一に考え、自然な文脈の中にキーワードを滑り込ませるような執筆を心がけてみてください。ユーザーの利便性とSEOの両立を目指しましょう。
8. 商品ページに動画を追加してレビューを集める
商品ページに動画を追加することで商品の魅力が伝わりやすく、転換率の向上やレビュー獲得に繋がりやすくなるという事実があります。
写真やテキストだけでは伝わりにくい使用感やサイズ感、動作の様子を動画で補足することで、ユーザーは安心して購入に踏み切ることができるからです。動画は視覚と聴覚の両方に訴えかけるため、印象に残りやすいメリットもあります。
また、購入後のフォローも重要なSEO対策の一環となります。
商品が到着した頃合いを見計らってサンクスメールを送信し、レビューの記入を丁寧に促しましょう。良質なレビューが集まることで商品の総合評価が高まり、結果として検索順位にも好影響を与えるとされています。
動画の活用と地道なレビュー施策を組み合わせることが、店舗の成長に不可欠です。
楽天の検索順位が決まるアルゴリズムの仕組み
楽天の検索エンジンがどのような基準で商品の表示順位を決定しているのか、その裏側を知ることは対策を練る上で欠かせません。
順位決定のアルゴリズムは非公開ですが、主に以下の2つの要素が重視されていると考えられています。
- 検索キーワードと商品情報の関連性が高いか
- 検索キーワード経由での売上実績やクリック率
それぞれの仕組みについて詳しく見ていきましょう。
検索キーワードと商品情報の関連性が高いか
楽天のアルゴリズムにおいては、検索されたキーワードと商品情報の関連性が評価される傾向にあります。
ユーザーが入力したキーワードが、商品名やキャッチコピー、商品説明文などのテキスト情報に適切に含まれているかどうかが判断基準の一つとなります。
単にキーワードが入っていれば良いというわけではなく、情報の正確さも問われます。そのため、自社商品を探しているユーザーがどのような言葉を使うのかを想像し、関連性の高いキーワードを各項目に自然な形で設定していく最適化が重要です。
単に文字を並べるのではなく、商品としっかり結びついた情報を充実させることが、検索エンジンからの高評価に繋がります。ユーザーの意図に沿ったコンテンツ作りを意識しましょう。
検索キーワード経由での売上実績やクリック率
楽天市場の検索結果では、一般的に、検索キーワード経由でのクリック率や売上実績が順位に影響を与えていると考えられています。
つまり、特定のキーワードで検索された際に、どれだけのユーザーがその商品をクリックし、実際に購入に至ったかが評価されているということです。人気のある商品はさらに上位に表示されやすくなる仕組みです。
どれほど関連性の高いキーワードを設定していても、まったく売れていない商品は上位に定着しにくい傾向にあります。
そのため、まずは広告を活用して初期の売上実績を作り、検索エンジンに「売れる商品である」と認識させることが有効な戦略となります。実績を積むことで、自然検索の順位も底上げされていきます。
楽天のSEO対策で上位表示を狙うための裏技
楽天SEO対策において、意外と見落とされがちなのがショップ名の活用です。
実は、検索アルゴリズムではショップ名も検索対象として認識される仕様になっています。
そのため、特定のジャンルに特化した店舗を運営している場合は、ショップ名に「〇〇専門店」といった主要キーワードを含めることも検討しましょう。店舗の個性を検索エンジンに伝える手段となります。
ショップ名にキーワードを入れることで、店舗内の全商品に対してそのキーワードの関連性を底上げできる可能性があります。
※ショップ名の変更回数には上限があるため気をつけましょう。
楽天のSEO対策に役立つ無料・有料ツール5選
施策前後の順位変動を追うためのツールや、自社で対策すべきキーワードを洗い出すためのツールをご紹介します。
用途に応じた選び方を意識して、これらを併用することでより精度の高い対策を実現できます。
まず、施策前後の順位変動を追うためのツールとして以下のようなものがあります。
| ツール名 | 料金形態 | 主な特徴・用途 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 検索伝令くんLight | 無料 | 5ワードまで順位推移を確認し、順位変動のメール通知を受け取れる | https://www.commerce-design.net/tools/sdl/ |
| 楽天検索順位チェッカー | 有料 | より多くのキーワードを自動取得でき、本格的な運用管理に向いている | https://next-engine.net/lp/rakuten_seo/ |
| 検索順位自動チェッカー for 楽天市場 | 有料 | 日々の計測の手間を自動化して省き、業務効率化を重視する方に適している | https://www.ec-supli.com/tools/search-rank-auto-checker-for-rakuten |
次に、自社で対策すべきキーワードを洗い出すための無料ツールとして以下を紹介します。
これらのキーワードツールと順位変動ツールを併用することで、対策すべき語句の選定から結果の検証までを一貫して行うことができます。
| ツール名 | 料金形態 | 主な特徴・用途 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| ラッコキーワード | 無料 | 楽天のサジェストキーワードを一括で網羅的に取得でき、抜け漏れを防げる | https://rakkokeyword.com/ |
| Keyword Tool | 無料 | ・天内の検索ボリュームの目安を測り、関連ワードの需要の大きさを調査できる | https://keywordtool.io/jp |
各種ツールを自社の予算や必要な機能に応じて組み合わせ、日々の効率的な店舗運営に役立ててみてください。
楽天市場のSEO対策や運用代行ならトゥルーコンサルティング
自社でSEO対策をすべて行うのは手間がかかり、アルゴリズムの変動を追い続けるのは困難です。
リソース不足や売上の頭打ちを感じたら、プロに外注するのも一つの手です。
餅は餅屋という言葉通り、専門家に任せることで成果への近道となります。
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それぞれの特徴について、詳しく解説します。
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人的リソースが不足している企業様にこそ、ぜひご活用いただきたいプランです。本業に専念できる環境を整え、共に売上の最大化を目指しましょう。
楽天のSEO対策に関するよくある質問
楽天のSEO対策を進める中で、店舗運営者の方からよく寄せられる疑問にお答えします。
本記事では、特に質問の多い以下の2つのポイントについて解説します。
- やってはいけないNGなSEO対策はありますか?
- 検索しても自分の商品が出てこないのはなぜですか?
正しい知識を身につけて、ペナルティを回避しながら安全な店舗運営を心がけていきましょう。
やってはいけないNGなSEO対策はありますか?
対策キーワードを商品名や説明文に不自然に過度な回数羅列すると、楽天のガイドラインで禁止されている「検索スパム行為」とみなされます。
店舗運営に悪影響を及ぼす恐れがあるため、過剰な対策には注意が必要です。
検索順位を上げたいがために、商品と無関係なキーワードを大量に盛り込む行為も同様にNGとされています。
隠し文字などのユーザーから見えないテキストの設定もスパム行為と判定され、最悪の場合は検索結果からの除外や店舗の利用停止などの厳しいペナルティを受ける可能性があるため、絶対に避けてください。
健全な手法で、コツコツと信頼を積み上げることが重要です。
検索しても自分の商品が出てこないのはなぜですか?
楽天市場内で検索しても商品が出てこない場合、よくある原因として、売上実績や競合状況の影響、商品の欠品による非表示設定が考えられます。
また、全商品ディレクトリIDの設定漏れ・誤りなども影響している可能性があるでしょう。設定ミスは早急な修正が必要です。
立ち上げたばかりで販売実績がない場合、競合が強すぎるとかなり後ろのページに表示されている可能性があります。
また、在庫がゼロになっていたり、楽天側の審査やシステム反映に時間がかかっていたりするケースもあるため、まずは各種設定項目に不備がないかを再確認してみてください。
まとめ:正しい楽天SEO対策で検索順位を上げて売上を伸ばそう
本記事では、楽天市場におけるSEO対策の重要性から、アルゴリズムの仕組み、具体的な8つの改善施策までを詳しく解説しました。
商品名や属性情報などを正しく設定し、ユーザー目線に立ったページ作りを行うことが、検索上位表示への近道となります。
とはいえ、アルゴリズムは常に変化しており、専門知識を持たずに自社だけですべての対策を網羅するのは容易ではありません。売上拡大に行き詰まりを感じた際は、プロの知見を活用することも検討してみてください。効率的なEC運営を実現し、確かな利益を生み出していきましょう。
楽天市場の運用代行・コンサルティングをご検討の際は、ぜひトゥルーコンサルティングにご相談ください。
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